2024年度 電子情報通信課程 計算機実習II

今日の説明動画

本日の説明は,7本の動画に分かれています.それぞれ視聴して,理解ができたら次に進むようにして下さい.

動画の長さは次の通りです.自分のペースで進めながらも,1コマで終わるように頑張ってください.

  1.  計算機実習2/計算機基礎実習2-03回目ex3-1 - 08分18秒
  2.  計算機実習2/計算機基礎実習2-03回目ex3-2 - 04分49秒
  3.  計算機実習2/計算機基礎実習2-03回目ex3-3 - 03分18秒
  4.  計算機実習2/計算機基礎実習2-03回目ex3-4 - 01分40秒
  5.  計算機実習2/計算機基礎実習2-03回目ex3-5 - 03分13秒
  6.  計算機実習2/計算機基礎実習2-03回目ex3-6a - 03分34秒
  7.  計算機実習2/計算機基礎実習2-03回目ex3-6b - 11分30秒
  8. 計 36分22秒

レポートについて

前回のレポート採点結果は,こちらです.

※龍大のアカウントからのアクセスのみ許可しています.個人のGoogleアカウントでアクセスしないように気をつけて下さい.

前回の課題に関する解説や実際にコードを実行した結果を,以下にアップしています.

GUIプログラミング

今日のポイント

ウインドウを作ってみましょう.

マウスのクリックでプログラムを動かしてみましょう.

素材について

いらすとやさんをもとに作成した素材は,です.名前をつけて保存して下さい.

準備

素材のダウンロード

img3という名前のフォルダを作成し,その中に素材をchap3-back.png という名前で保存しましょう(拡張子が表示されない設定の場合は,ファイル名は「chap3-back」です.)

tkinter のインポート

pythonで画像を扱うには色々な方法がありますが,この教科書ではtkinter を使います.

※画像を扱う仕組みとして「tk」を使います.スクリプト言語から手軽に呼び出せる仕組みになっており,興味がある人には「Tcl/TK (ティクル・ティーケー)」をお勧めします.

このような他で作られたプログラムを自分のプログラムで利用するときにはimport を使います.また,import で読み込まれるプログラムのことをモジュールといいます.

MacOSXを使っている人は,pngファイルが表示できない場合があります.そのときは,MacOSでのインストールメモの後半に対応方法を書いていますので,そちらを参照して下さい.

動作確認

次のプログラムを実行して,エラーが出ないかどうか確認しましょう.

エラーが出た場合は,tkinterのモジュールが正しく扱えていませんので,上記の話をもう一度読み直して,作業して下さい.

ex3-1.py
hlonqs sjhmsdq

解説-1

import tkinter

tkinter のモジュールを使えるようにします(読み込みます).

ウインドウの枠組みの作成

教科書p.55のchap3.py(下) を入力して実行しましょう.

解説-2

import tkinter

tkinter のモジュールを使えるようにします(読み込みます).

root = tkinter.Tk()

tkinter のモジュールのTk()という命令を実行します.この命令はウインドウを作って,そのウインドウを戻り値として返します.今,それをroot という変数に代入しました.この変数は,「ウインドウ」を扱います.このような対象物のことをオブジェクトと言います.

root.mainloop()

Tk()で生成したオブジェクトには,いくつかの命令(メソッド)と変数(パラメータ)があります(正しくは,Tk()から継承します).

命令は,引数を取りますので,丸括弧でくくります.引数がないときは,丸括弧だけになります.

その中には,mainloop()という命令があり,ウインドウを画面に表示してイベントが生じるのを待つ(ループする)命令です.

本来であれば,mainloop()を呼び出す前に,ウインドウの中身の記述が必要です.今回は,その部分を書いていませんので,何もない一番シンプルな(手抜きな)ウインドウが表示されるはずです.

※ウインドウの描画はOSの仕事です.「閉じる」「最大化」などのボタンは,OS側で描画していますので,同じプログラムでもOSが異なるとデザインが異なることがあります.

課題 3-1

先ほどのプログラム(chap3.py)の最後の「root.mainloop()」をコメントアウトして,何が変わるかを報告して下さい.


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