2012 年度 第2回知能工学部会研究会
「賢さの先端研究会」開催のご案内
ロボカップを通じた知能化技術
計測自動制御学会 情報・システム部門 知能工学部会では,知能化技術の重点課題と,その最新
アプローチに関する情報交換, 共有を目的とした研究会を下記の通り開催いたします.つきましては
,みなさまへのご 案内と共にご参加をお待ちしております.
日時・場所
- 日時:2012 年 11 月 25 日 11 時 〜 16 時
- 場所:玉川大学 視聴覚センター 104教室
- 大学へのアクセスは,こちらをご参照下さい.
※駐車場はありませんので,交通公共機関をご利用下さい.
- 視聴覚センターは,キャンパスマップの23番の建物です.
プログラム
- 11:00-11:05 開会のあいさつ (知能工学部会
主査 荒井幸代 幹事 植村渉)
- 11:10-12:00 @ホームリーグのキャンプ見学
- 12:00-13:00 お昼休憩
- 13:10-14:00 話題提供者:大阪教育大学 技術教育講座
- 光永法明 先生
- 題目:自律型ロボットによる競技RoboCupにみる機械学習研究
RoboCupは、自律移動ロボットによるサッカーを題材として、日本の研究者らが提唱して始まったランドマークプロジェクトである。現在はサッカーだけでなくレスキューや家庭内を想定した競技も行われている。RoboCupでは競技をするだけではなく、競技に取り組む中で人工知能やロボットに関わる実世界での問題を発見し解決することが重要な目的の一つとなっている。そのなかで環境や相手への適応といった問題を解決する手段として、機械学習の手法が注目されている。本講演では人工知能学会AIチャレンジ研究会で発表された研究を中心にRoboCupを題材として扱う機械学習研究について概観する。
- 14:10-15:00 話題提供者:福井大学 大学院工学研究科 知能システム工学専攻
- 高橋泰岳 先生
- 題目:自律移動ロボットの強化学習と模倣
報酬に基づく行動学習の手法として強化学習は古くから研究され,実ロボットへの適用例も多い.Q学習に代表されるような離散的な状態・行動空間を扱う手法や,実ロボットに適用する場合には連続空間を扱える方策勾配法等の手法がこれまでよく研究されてきた.さらに,現実的な時間内に行動学習するためには自身による試行錯誤だけではなく,模倣による学習が重要である.関連する研究例をもとに議論したい.
- 15:10-16:00 話題提供者:玉川大学 工学部 機械情報システム学科
- 岡田浩之 先生
- 題目:ロボカップ@ホーム ―人間とロボットの共存を目指すためのロボット競技―
ロボカップ@ホームはロボカップのリーグの一つとして実施され,日常生活で人間を支援する自律ロボットによる競技を通じて,人とコミュニケーションしながら,より役に立つ仕事を行う実用的なロボットの実現を目指した競技である.
家庭で人間を支援する競技を通じ,人とコミュニケーションを取りながら働く実用的なロボットの実現を目指している点で他のロボット競技会とは一線を画す。
参加に関する情報
- 参加費(無料)
- 参加資格: 制限なし
- 問い合せ先:知能工学部会
- 龍谷大学理工学部電子情報学科 植村 渉 wataru@rins.ryukoku.ac.jp
更新履歴
- 2012/09/02 ページを公開しました.
- 2012/10/03 時間と場所が決まりました.
- 2012/11/25 無事,開催しました.皆様,ご協力ありがとうございました.
|